himatsuri

(歌詞)

 

今宵も執り行なわれている儀式それは火祭り
罪人を正義の味方達が吊るし上げているのだ


「こいつがやったんだ」
「あいつは何も分かっていないくせに」
「そいつの考えは悪」
「どの意見も馬鹿に見えて仕方ないから」


火祭りが行われ燃え盛る炎と
振り下ろす鉄槌の下に泣き顔と傷があり
正しいの?それは好ましいの?と
正義の味方達が罪人を容赦なく責め立てるのがいま
この儀式の決まりなのです

 


ここで命を閉ざした者は多数あるらしいと
それは罪人の宿命 避けることは出来ないと


「そんなつもりじゃなかった」
加害者はいつもそう涙ぐむ癖に
繰り返す火炎瓶の投げ合いに
火傷を負い人は傷つき合う


火祭りの原因はあんただと
正義の味方達は目を見開き指をさすのをやめない
もうやめて、その声も届かない
焼け野原一人きり立ち尽くした少女は
ただ静かにその場でうずくまり呟いた

 


こんなはずじゃなかった
私は何が悪かった?
あぁ痛いなあ辛いなあ
もうやめて その声は届かない
大きな炎に包まれて

 


火祭りが行われ燃え盛る炎と
正義とは?悪とは?そんなのなんだかわからないよ
責めたいよ、僕らが正しいはず 認めてと
正義の味方達?が叫ぶ声が遠くで響く
もう知らないおやすみなさい

 


今宵も執り行なわれている儀式それは火祭り
罪人を正義の味方達が吊るし上げているのだ

 

 

(終わり)

 

 

昨今よくある「炎上」をテーマにしてみました。

 

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